記事の要点: 蚕室でシュリンク(海外名ウルトラフォーマーIII)を検討中の方に、1回の施術でも目の周りの輪郭に変化が出る可能性があることを、臨床研究をもとにお伝えします。 ただし結果には個人差があり、顔全体が同じように引き上がるわけではないため、施術前にご自身の肌状態を確認することが大切です。
シュリンクはどんな仕組みで引き上げるの?
シュリンクは、高強度焦点式超音波(HIFU)を使って、肌の奥の特定の深さに熱エネルギーを届けるリフティング施術です。肌の表面ではなく、肌の内側に超音波を集中させて、組織が引き締まるよう促す方法なんですね。
超音波が集まった部分には約60〜70℃の熱が生じて、真皮の深い層や筋膜層(SMAS)に小さな熱凝固点ができます。この過程でコラーゲンが変性し、その後に新しいコラーゲンが作られていくので、時間をかけて肌が引き締まり、ハリの改善が期待できると言われています。
「じゃあ顔全体に同じ深さで当てればいいの?」と思われるかもしれませんが、そうではないんです。顔は部位ごとに皮膚や皮下脂肪の厚みが違うので、超音波を届ける深さも変える必要があります。
💡 シュリンクは「肌の表面」ではなく「肌の内側」に熱を届けて、時間をかけて引き締めていく施術です。
臨床研究では、部位ごとにどんな深さで照射したの?
今回ご紹介するのは、シュリンクの海外名であるウルトラフォーマーIIIを1回施術した後、顔の輪郭の変化を角度と長さで測定した臨床研究です。部位に応じて3つの深さを使い分けて施術が行われました。
研究チームは両側の顔に合計240ライン照射し、施術時間は約15〜20分でした。ここで注目したいのは、目元と頬の下側には直接照射していないという点です。代わりにおでことこめかみに超音波を届けて、眉や目の周り、中顔面の輪郭がどう変わるかを測定しています。
研究で使われた照射部位・深さ・エネルギー
施術部位 | 焦点の深さ | エネルギー |
|---|---|---|
おでこ | 2mm | 0.3〜0.4J |
前側のこめかみ・頬骨の横 | 4.5mm | 0.7J |
後ろ側のこめかみ | 6mm | 1.0〜1.2J |
💡 目の周りを直接ではなく、おでこ・こめかみへの照射で変化を見た研究という点がポイントです。
1回の施術で、顔は実際にどれくらい変わった?
シュリンクを悩む方が一番気になるのは、「1回だけでも目に見える変化があるのか」という点ではないでしょうか。この研究では、シュリンクを1回施術した12名の顔を、施術前と60日後、90日後で比較しています。見た目の印象ではなく、眉や目の周りの角度・長さを実際に測定した結果です。
90日後には、眉と目の周りで実際の変化が確認されました。特に眉と眼窩(目のくぼみ)の間の距離とまぶたの縦の長さは、施術後60日目から増え始めて、90日目にもその状態が維持されていました。
研究チームは、おでことこめかみの組織が引き締まることで、眉や目の周りの組織も一緒に持ち上がったと解釈しています。一方で、眉尻や口角の周りでも上がる傾向は見られたものの、統計的に意味のある変化とまでは確認されませんでした。つまり、1回のシュリンクでも目の周りのリフトアップは期待できるけれど、顔全体が同じように上がるわけではないということなんです。
90日後に測定された主な変化
測定部位 | 90日後の変化 |
|---|---|
眉の頂点の角度 | 25.96° → 28.21° |
眉と眼窩の間の距離 | 約0.8mm増加 |
まぶたの縦の長さ | 約0.8mm増加 |
眼窩と上まぶたの間の距離 | 7.20mm → 6.59mm |
💡 12名の小規模な研究なので、誰にでも同じ効果が出ると考えるのは難しい点に注意しましょう。
シュリンク施術後の副作用は報告されていた?
効果と同じくらい、施術後の痛みや赤みがどのくらい続くのかも気になりますよね。この研究では、12名のうち6名に施術中の痛みと軽い赤みが見られました。幸いどれも2日以内に落ち着いて、重い副作用は報告されていません。
もちろんこれは研究上の結果なので、実際の経過には個人差があります。気になる症状が長引く場合は、早めに相談することをおすすめします。
シュリンクを受ける前に、何を確認しておけばいい?
私は、シュリンクではどれだけ強く引き上げられるかよりも、肌の状態に合わせてエネルギーを届けることのほうが大切だと考えています。同じシュリンクでも、肌の厚みや脂肪の量、たるみの程度は一人ひとり違うので、そこを十分に確認してから施術の方向を決める必要があるんです。
1回で変化が出る可能性はあっても、みなさんに同じ結果が出るわけではありません。口コミや数値だけで判断せず、ご自身の肌状態に合う施術かどうかを、まず確認してみてくださいね。
肌の厚みや皮下脂肪の量
たるみの程度と気になる部位
期待する変化と、現実的に見込める範囲
💡 後悔しないコツは、口コミより「自分の肌に合うか」を先に確認することです。
よくある質問
シュリンクは1回だけでも効果がありますか?
臨床研究では、1回の施術後60日〜90日で眉や目の周りに変化が測定されました。ただし12名の小規模な研究で、顔全体が同じように変わるわけではなく、効果には個人差があります。
シュリンクの効果はいつ頃から現れますか?
今回の研究では、眉と眼窩の間の距離やまぶたの縦の長さが施術後60日目から増え、90日目にもその状態が維持されていました。コラーゲンの再生には時間がかかるため、変化は徐々に現れます。
シュリンク施術後に副作用はありますか?
研究では12名中6名に施術中の痛みと軽い赤みが見られましたが、いずれも2日以内に落ち着き、重い副作用は報告されませんでした。経過には個人差があるので、気になる症状があれば相談してください。
シュリンクは顔のどこにでも同じ深さで照射しますか?
いいえ。顔は部位ごとに皮膚や皮下脂肪の厚みが違うため、研究でも2mm、4.5mm、6mmの3つの深さを部位に応じて使い分けています。実際の施術でも、肌状態に合わせた調整が必要です。
シュリンクを受ける前に何を確認すべきですか?
肌の厚み、皮下脂肪の量、たるみの程度などを確認したうえで、ご自身に合う施術かを判断することが大切です。口コミや数値だけで決めず、カウンセリングで相談することをおすすめします。